「光の街」池平徹兵と特別支援学校、支援学級の子供と保護者のコラボ壁画制作をしました。
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「光の街」池平徹兵と特別支援学校、支援学級の子供と保護者のコラボ壁画制作をしました。

 アーツアライブは昨年に続き 令和6年度内閣府孤独孤立防止対策 モデル事業に採択され、今年は、特別支援学校や特別支援学級に通う子供達とその保護者を対象にアート創作や アートリップ対話型鑑賞会を実施しています。

その一環として、11月2日 午前、午後に、豊島区舞台芸術交流センター あるるすぽっと大会議室にて 作家の池平徹兵さんを迎えてのコラージュ制作を行いました。午前、午後合わせて64名の親子が参加して 大きなテーブルを囲んで、思い思いが沢山のコラージュを制作しました。
今回は、豊島区の後援を受け、豊島区、北区その他に合計4000枚のチラシを教育委員会他を通して配布し、豊島区特別支援学級保護者の有志の会である《白鳥の会》の皆様と連携して、彼らのメンバーをはじめ、豊島区内の放課後デイクラブの3歳から18歳の子供達や親や先生が集まってくれました。

会場の大会議室は、あらかじめ養生して大きなテーブルを2列に設置し、そこに真っ白の画用紙ロールを敷き、机の上には、一人一セットの水彩絵の具と絵筆が用意されました。 また、テーブルの側の養生した床の上には、池平さんが持参してくださった動物や花、植物の様々な写真がちりばめられ、参加者はそれぞれが描きたいと思う写真を選んで参考にする子供もいました。

が、ほとんどの子供達は、用意した図型に寄らず、自分たちがほんとうに描きたいものをイキイキとして描きました。
今回は、それぞれの子供が描くものと描くスタイルが全く異なるので、実に多様なコラージュとなりました。

例えば、乗り物が好きな子供は自らが好む特定の飛行機をネットで探し出してそれを見ながら飛行機のロゴやデザインまでを書き込んだり、
電車の好きな男の子は、電車の線路と電車を描いて、そこに自らが生み出した青鬼のキャラクターを書き込んでいました。
また、鉛筆だけを用いて紙芝居のように10枚の紙に物語を描いたこども
お昼前にきて、4時間近くかけて丁寧にいろんな色で猫の絵を描いた男の子
お父さんとお母さんと3人で参加した小さな女の子は、目の前の小さな紙でなく、机を覆っている模造紙にそのまま筆を振るって自由に描き始めた、両脇に座っている父母は、子供が自由にしている横で、彼らもまた自由にそれぞれ選んだ鳥やラッコを描いていた。

子供達は、午前、午後2時間一杯、何枚もの絵、コラージュを制作しました。
先生と一緒に来てくれた放課後デイの年少の子供達にとっては初めての水彩画だったとのことで、絵具をチューブから思い思いの絵具を目いっぱい出してそれを筆でかき混ぜてできた色を紙一杯に塗ってくれた。完成したコラージュは、一つのテーブルにまとめられた。

作家の池平さんは、これらのコラージュを次々と切り取っていった。作家の池平さんは100枚近いコラージュをアトリエに持ち帰り、コレラを自らの壁画の絵の中に取り入れて作品を完成させます。

壁画は最終的に12月21日から25日まで池袋のとしま区民センターエントランスホールに展示されます。  photo:タナカヨシトモ


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